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カメラやレンズは湿度が高いとカビが生えたり、低すぎても劣化してしまうなど、保管には細心の注意が必要です。
具体的には、
- 湿度が40%〜50%で一定
- ほこりが付着しにくい環境
といった環境で保管しなくてはいけません。
そしてカメラの保管に便利なアイテムが「防湿庫」と「ドライボックス」です。
とはいえ、
- 「防湿庫」と「ドライボックス」どっちにすればいいの?
- ドライボックスでも保管できるの?
- 防湿庫は高価で買えないから、できればドライボックスがいい
という方は多いと思います。
結論から言うと、カメラ初心者であれば防湿庫を買わなくてもドライボックスで十分保管できます。
実際に僕もドライボックスで保管しています。
そこでこの記事では、
- 防湿庫が不要な理由
- ドライボックスのいいところ
- 防湿庫に買い替えたいと思うとき
の順番で重要なポイントだけを解説していきます。
この記事を読めば、
「防湿庫を買う必要があるのか」
それとも
「ドライボックスで十分なのか」
がはっきりしますので、まずはご一読を!!
防湿庫が不要な3つの理由
防湿庫はコンセントにつなぐだけで自動で湿度を管理してくれるカメラ保管用のアイテムです。
それだけでなく、
- カメラが取り出しやすいような設計
- 防湿庫内にLED照明
- コンセントがついている
など、カメラユーザーにとってうれしい機能がたくさんついています。
防湿庫はとても便利なアイテムです。
しかし、カメラ初心者にとっては少しオーバースペックであり、不要なアイテムです。
理由は
- カメラやレンズが少ないからドライボックスで十分
- 湿度はドライボックスと乾燥剤で十分に管理できるから
- カメラに飽きるかもしれないから
というように3つあります。
一つずつ解説していきます。
カメラやレンズが少ないからドライボックスで十分
防湿庫はAmazonに売っている商品の中で比較的小さいもの(HAKUBA 防湿庫 KED-P20E)でも20L(カメラ本体のみ 2〜4台分)と容量が大きいんです。
カメラを始めた初心者であれば、カメラ本体1台とレンズが1〜2個くらいでしょう。
それくらいであれば8L程度のドライボックスでも十分入ります。
僕自身、ミラーレスカメラ1台と単焦点レンズ1個しか持っていないので、8Lでも余ってしまいます。
カメラやレンズが少ない最初のうちはあまり大きくないドライボックスで十分です。
湿度はドライボックスと乾燥剤で十分に管理できるから
防湿庫の便利なところは自動で湿度を管理してくれるところです。
一方でドライボックスは自分で湿度を調整しないといけないので、乾燥剤の量を変える必要があります。
僕が防湿庫とドライボックスで悩んでいた一番の理由はこの「湿度の調整」です。
湿度の調整がどれくらい大変なのかがわからなかったので、いっそのこと防湿庫を買ってしまおうとも考えました。
ですが、調べているうちに湿度を40%前後に保ってくれるカメラ専用の乾燥剤(HAKUBA 強力乾燥剤 キングドライ)があることを知り、ドライボックスでの保管に決めたんです。
実際にドライボックスとキングドライを使ってみて、湿度が40〜50%程度に保てていることが確認できました。
容量の小さいドライボックスであれば湿度の調整も簡単なので、最初はドライボックスとキングドライの組み合わせで十分です。
小型のドライボックスであれば、キングドライ1つでも十分に乾燥させることができます。
ですが、蓋を開けるたびに湿度が高くなってしまいます。
一時的ではありますが、その間にカビが生えるかも!と心配になりますよね。
僕も蓋を開けた後は心配で湿度計を睨み続けていましたから笑
そんなときはキングドライを2つ入れましょう。
乾燥剤を入れるほど乾燥スピードは早くなります。
そしてキングドライは低湿になるのを防いでくれるので、ドライボックスの容量に対して多めに入れてもOKです!
カメラを修理するのに比べたら乾燥剤の方が圧倒的に安いので、不安な方は2つ入れておきましょう。
カメラに飽きるかもしれないから
「これからカメラやレンズを買い足すかもしれないから、大きめの防湿庫を買っておいた方がいいかな?」
と思ったりもしますが、飽きずに続けられる実感があるまでは防湿庫を買わない方がいいです。
カメラだけでなく、どんな趣味でも飽きてしまう可能性があります。
スマホでは再現できないような写真を撮影できる一眼レフやミラーレスですが、初心者のうちからプロのような写真は撮れません。
絞り・シャッタースピード・ISO感度・ホワイトバランス・構図・レタッチなど、覚えることがたくさんあります。
あまりにも覚えることが多いと挫折してしまいますよね。
挫折は飽きてしまう一番の原因です。
しっかりと趣味として定着するまでは、ドライボックスにしておいた方が無難です。
実際にドライボックスを使っていてよかった点
防湿庫ではなくドライボックスにしてよかったと思うことは
- ドライボックスごと持ち運べる
- 保管場所が省スペースで済む
- 圧倒的に防湿庫よりも安い
という3点です。
それでは順番に解説していきます。
ドライボックスごと持ち運べる
カメラやレンズをまとめて持ち運びたいときに、ドライボックスごと持ち運ぶことができます。
メンテナンスをするとき、ドライボックスにカメラだけでなくメンテナンス用具も入れておけば、ドライボックスごと作業場所まで持っていくことができます。
また、車で遠出するときは、ドライボックスを車に積み込むんで持ち運べるため、使い勝手がいいんです。
保管場所が省スペースで済む
防湿庫は大きいので、その分スペースを取ってしまいます。
また、コンセントのそばに設置しなくてはいけません。
それに比べてドライボックスは置き場所を選ばないので、好きな場所に置くことができるんです。
僕は床に直置きしていて誰かに蹴られたくないので、カラーボックスの上に置いています。
圧倒的に防湿庫よりも安い
ドライボックスは防湿庫よりも圧倒的に安いです。
サイズによっても異なりますが、僕はドライボックスと乾燥剤を合わせても2,000円未満で購入しました。
一方で防湿庫は安いものでも10,000円程度はしてしまいます。
また、安い防湿庫を買った場合、性能や耐久性が悪い粗悪品だったら話になりません。
安価なドライボックスから試してみて、納得いかなかったら防湿庫を買ってみてはいかがでしょうか。
そのときはドライボックスはパスタなどの食品保存用に使えばいいので、無駄にはなりませんよ!
ドライボックスより防湿庫が欲しいと思うとき
ドライボックスでも満足しているのですが、それでも防湿庫が欲しいと思う場面があります。
それは、
- カメラを取り出すとき
- 湿度が気になるとき
です。
カメラを取り出すのが面倒くさい
カメラを取り出すとき、ドライボックスは面倒だなと感じます。
ドライボックスの蓋を開ける→蓋を置く→カメラを取り出す→カメラを置く→蓋を閉める
という動作をカメラを取り出すたびにしなくてはいけないからです。
防湿庫なら
防湿庫を開ける→カメラを取り出す→カメラを持ったまま防湿庫を閉める
という感じになります。
ほんと細かいところですが、ドライボックスの蓋の開け閉めがプチストレスなんですよね。
湿度が気になってしまう
乾燥剤のキングドライはカメラにちょうどいい湿度に保ってくれるのですが、それでも湿度が安定しているのか気になってしまいます。
防湿庫のように除湿力を設定しているわけではないので、本当に除湿できているのか気になってしまいます。
そのせいで常に湿度計とにらめっこ状態です。
湿度は正常に保たれているんですけどね笑
まとめ:まずはドライボックスから試してみよう
以上、カメラ初心者は防湿庫よりドライボックスがおすすめだと解説しました。
僕もゆくゆくは防湿庫を買おうと考えています。
ですが、カメラ初心者にとって防湿庫はオーバースペックになりやすいですし、適切なドライボックスと乾燥剤を選べば十分に保管することができます。
まずはドライボックスと乾燥剤の組み合わせから試してみてはいかがでしょうか。
ぽんずからは以上です!