【一条工務店】自由度が低い?打合せで実際に言われた一条ルールまとめ

一条ルール

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一条工務店で家を建てたいと考えている方は多いでしょう。

ぽんず
ぽんず

実際に僕も性能面と床暖房に惹かれて一条工務店で家を建てることに決めました。

とはいえ、

  • 一条ルールが気になってしまう
  • 一条ルールのせいで理想に家にならないのでは?

と不安に思う方は多いと思います。

一条工務店は本契約をしてから間取りなどの打合せを始めていきます。

そのため、一条ルールのせいで理想の家を建てれないとわかっても引き返しにくくなってしまいます。

そこでこの記事では、僕が打合せをしたときに実際に言われた一条ルールを全てまとめました。

あらかじめ一条ルールを知っておくことで、リスクなく本契約を結ぶことができるので、まずはご一読を!

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打合せで実際に言われた一条ルール

風除室を一条工務店でつけてもらうと坪数に含まれる

風除室を一条工務店でつけてもらうと、風除室も坪数に含まれます。

1マス、一畳、1坪

坪数×坪単価=家の金額

ですよね。

つまり風除室を一条工務店でつけてもらうと、結構な金額になってしまいます。

風除室を外構工事で設置する場合はおよそ10〜50万円が相場です。

しかし、一条工務店の坪単価が68万円だとすると、一条工務店で風除室を設置してもらう場合は0.5坪でも34万円かかります

屋根にガルバリウム鋼板が使われると破風もガルバリウム鋼板

一条工務店の屋根は

  • 太陽光屋根(強化ガラス)
  • パラペット屋根
  • スレート屋根(コロニアル)
  • ガルバリウム鋼板

の4種類があります。

そして中でも耐久性に優れ、基本的にメンテナンス不要なのは「太陽光屋根(強化ガラス)」と「ガルバリウム鋼板」です。

一条工務店で家を建てる方であればほとんどの方が太陽光屋根をメインで採用するでしょう。

そして太陽光屋根にできない部分の屋根は、ガルバリウム鋼板を選ぶと思います。

ですが、屋根材としてガルバリウム鋼板を選択すると、破風もガルバリウム鋼板になってしまいます

破風

破風の素材は

  • アルミ
  • ガルバリウム鋼板

から選ぶことができるのですが、耐久性がより高いのはアルミです。

しかし、屋根材にガルバリウム鋼板を選択すると、破風にアルミを選択できなくなってしまいます

階段下収納は柱があるから180cmの扉はつけられない

階段下収納の扉が引き違い戸(押入れの戸のようなもの)だと便利ですよね。

しかし階段下収納の扉は180cmの引き違い戸にすることができません

階段下収納1820mm

階段下収納は90cmごとに柱が入っているため開口部は90cmしかダメなんです。

階段下収納900mm

そのため選択肢は折れ戸になります

広い空間をつくるときは耐力壁が必要

広い空間をつくるときは耐力壁が必要になる場合があります。

耐力壁は耐震性能を上げるために重要な役割を担っているんです。

構造計算の結果次第で、担当建築士さんが必要な箇所に配置してくれるのですが、LDKのような広い部屋の真ん中に「ドンっ」と配置しなくてはいけない場合があります。

広い空間には体力壁が必要になる
ぽんず
ぽんず

僕の家も部屋のど真ん中に90cm幅の壁があります。

もし空間に余裕があるなら耐力壁の部分を押入れにするのもありです。

僕はその耐力壁に床暖房のリモコンやインターホンのモニターを設置して有効活用しています。

壁を動かせる単位は455mmごと

間取りでは、壁を細く動かせるほど自由度の高い空間ができます。

ですが、一条工務店では455mm単位でしか壁を動かすことができません

壁を動かす最小単位は455mm

打合せをしていると、

ぽんず
ぽんず

あと200mm動かしたい!

と思うことが多々ありました。

  • 独創的な間取りにしたい!
  • こだわりが強め!

という方は注意が必要です。

2階よりも1階のポーチを凹ませると、ポーチも坪数に含まれる

ポーチ上部には屋根として

  • アーバンルーフ
  • バルコニー
  • パラペット屋根もしくはガルバリウム鋼板
  • 2階よりもポーチを凹ませる

といった選択肢があります。

そして、2階よりポーチを凹ませる場合、ポーチ周りの壁が2階を支えているということになり、ポーチ部分も坪数に含まれます

2階より1階ポーチを凹ませると、坪数に含まれる

実際に我が家も、メンテナンス費用を抑えたり雨漏り対策のために、バルコニーやパラペット屋根はつけず、ポーチを凹ませました。

部屋が狭いと窓がオプションになる

明かり取りのため、洗面所や脱衣室に窓をつけたいと思っている方は多いと思います。

僕もその一人で、1帖の脱衣室に窓をつけたいと要望を出しました。

ですが、狭い部屋(たしか4帖未満)に窓をつける場合、3万円ほどのオプション費用が発生してしまいます。

太陽光のダミーパネルの位置は決まっている

太陽光パネルは設置上限枚数が定められています。

そのため、屋根が上限枚数以上の面積になると、ダミーパネルを設置します。

太陽光屋根は発電効率を上げるため傾斜になっており、冬は下側に雪が積もります。

そこで僕は少しでもロスなく発電できるように、雪が積もる下側にダミーパネルを設置するように要望を出しました。

ですが、ダミーパネルの位置を変えることはできませんでした

理由は、太陽光パネルが1本の配線で繋がっているからです。

ダミーパネルの位置は変えられない

太陽光パネルの配線はスタート位置が決まっており、また、太陽光パネルと太陽光パネルの間にダミーパネルを設置できないんです

2階建の場合は総二階建になる

一条工務店のアイ・スマートやグラン・スマートはツインモノコック構造と呼ばれる構造で建てられます。

このツインモノコック構造は軸組工法とは異なり、面で家を支えます

そのため、家の形は総階建になります

アイ・スマートとグラン・スマートは総二階建

総二階建の住宅は、1階と2階で同じ面積になります。

吹き抜けを設けたりすることで2階の床面積は小さくなりますが、外観から見ると、1階と2階の床面積は同じに見えます。

外壁に面した半帖分はロスガード(うるケア)を置くスペースになる

全館換気システムに必要となるのがロスガード(うるケア)です。

ロスガード(うるケア)は室内に設置する必要があり、半帖分のスペースが必要になります。

そして外壁に接する位置に必要です。

システムクローゼットの設置可能数は施工面積6坪につき1つ

一条工務店では施工面積(1階と2階の面積)によってシステムクローゼットの設置可能数が変わってきます

設置可能数は施工面積6坪につき1つです。

例えば、施工面積が30坪だとすると、

30÷6=5

つまり5つまでシステムクローゼットを設置することができます。

システムクローゼットはどちらかのタイプしか選べない

システムクローゼットは

  • SQC/SQPシリーズ
  • SGC/SGPシリーズ

の2タイプがあります。

このシステムクローゼットは1つの家につき1種類しか選択することができません

つまり、

「主寝室にはSGCシリーズを設置して、子供部屋にはSQCシリーズを設置する」

ということができないんです。

室外機は間隔を空けて設置しなくてはいけない

一条工務店からもらう立面図にはエアコンの室外機も描かれています。

引渡し時につけているエアコンの室外機だけでなく、後から設置する可能性がある(エアコンの配管用の穴だけ設ける)場合も、図面に室外機を描き込みます。

エアコンの室外機を図面に描くとき、室外機の間隔を空けて設置しなければいけません

部屋数が多い場合は室外機も増えるため、注意が必要です。

親子ドアを採用する場合は2.5マス以上必要

一条工務店は標準で親子ドアを採用することができます。

しかし、玄関ポーチの幅が狭いと、親子ドアを採用することができません

具体的には、玄関ポーチの幅が2.5マス以上なければいけません

親子ドアは玄関が2.5マス以上

我が家も親子ドアを採用したいと考えていましたが、ポーチの幅が2マスしか設けることができなかったので、断念しました。

積雪地域ではアーバンルーフは選択不可

積雪が多い地域ではアーバンルーフを選択することができません

ポーチ上の庇としてアーバンルーフを選択しようとしている方は注意が必要です。

ぽんず
ぽんず

一度担当建築士さんに確認してみることをおすすめします。

寒冷地域ではバルコニーにタイルは選択不可

一条工務店ではバルコニーの床材を

  • WPC
  • タイル

の2種類から選択することができます。

ですが、寒冷地域ではタイルを選択することができません

寒冷地域では、寒さでタイルが割れてしまう可能性があるからという理由みたいです。

まとめ:一条工務店とのコミュニケーションが大切

以上、一条工務店の「一条ルール」について解説してきました。

一条ルールまとめ

  • 一条工務店に風除室をつけてもらうと坪数に含まれる
  • 屋根にガルバリウム鋼板を使うと破風もガルバリウム鋼板になる
  • 階段下収納の扉は180cmにできない
  • 広い空間には体力壁が必要になる
  • 壁を動かせる単位は455mmごと
  • 2階よりも1階ポーチを凹ませると、ポーチも坪数に含まれる
  • 部屋が狭いと窓がオプションになる
  • ダミーパネルの位置は決まっている
  • 二階建の場合は総二階建になる
  • 外壁に面した半帖分はロスガード(うるケア)を置くスペースになる
  • システムクローゼットの設置可能数は施工面積6坪につき1つ
  • システムクローゼットはどちらかのタイプしか選べない
  • 室外機は間隔を空けて設置しなくてはいけない
  • 親子ドアを採用する場合は2.5マス以上必要
  • 積雪地域ではアーバンルーフは選択できない
  • 寒冷地域ではバルコニーにタイルは選択できない

一条ルールは間取りに関わるような大きなことから、ちょっとしたことまで様々あります。

自分たちの理想とする家をつくるためには、担当建築士さんとのコミュニケーションが必要不可欠です。

些細なことでも気になったら、

「これはできますか?」

というように、どんどん質問してみましょう!

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