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こんにちは!
i-smart施主のぽんずです!
注文住宅で家を建てるとき、
建築費用を予算内に抑えたい!
少しでも安く家を建てたい!
と考えますよね。
オプションをどれくらい付けるかによっても建築費用は変動しますが、一番は坪数が建築費用に直結します。
創意工夫を凝らして無駄な空間をなくし、坪数を抑えようとする方がほとんどだと思います。
なかでも、階段下のデッドスペースにトイレを設ける。いわゆる階段下トイレを考えている方もいるでしょう。
とはいえ、
一条工務店では階段下トイレってできるの?
できたとして、階段下トイレって使いやすいの?
と疑問に思いますよね。
そこでこの記事では、
- 一条工務店では階段下トイレを設けることができるのか
- 階段下トイレの使い勝手はどうなのか
について具体的に解説します。
この記事を読むことで、満足できる家づくりに一歩近づきますので、ぜひご一読ください!
結論!階段下トイレはできるけどおすすめはしない
階段下をトイレにしている実例がある
一条工務店で階段下トイレはできます。
実際に階段下トイレを採用している施主もいます。
具体的には、ボックス型やL字型の階段の下にトイレを設けています。


僕も担当建築士に確認しましたが、「できる」と言われました。
階段下トイレはおすすめできない
階段下トイレをする目的は、坪数の削減。
坪数が減れば、建築費用をカットできるからです。
確かに階段下トイレは坪数を減らす手段として有効で、一条工務店に限らず都心部などの土地が狭いような場所ではよく採用されている手段です。
ただ、階段下トイレはおすすめできません。
他のオプションを削ってでもトイレは十分に確保した方がいいです。
これから、階段下トレイをおすすめできない具体的な理由について解説します。
階段下トイレをおすすめしない理由
圧迫感がある
階段下にトイレを作ると、トイレの天井が低くなってしまいます。
そのため、どうしても圧迫感が生まれてしまうのです。
特にボックス階段は天井が低すぎて頭をぶつけてしまいます。
床から天井までわずか130cmです。

少しでも高さを稼ぐためにトイレ自体を前に出すこともできます。
しかし、トイレを前方に動かすと、当然前側のスペースが狭くなってしまいます。
一方、普通に建築すると、トイレの広さは1畳。
収納の活用やトイレ後にズボンを履くとなると、立ち上がっても頭をぶつけず、前方にも余裕があった方が良いんです。
さらに、老後に体の自由が効きづらくなったときのことを考えると、トイレは広い方が楽ですよね。
間取りを考えているときは
1畳のトイレなんて無駄で贅沢だ!
と思うかもしれませんが、住んでみると1畳のトイレは必要だと感じます。
階段の位置が限られてしまう
階段下にトイレを設けようとすると、階段の位置が限られてしまいます。
トイレは外壁に接するように設計した方が良いからです。
別に「絶対に外壁に接していなければだめ!」というわけではありません。
ただ、外壁に接していないトイレの排水管は長くなってしまいます。
故障等のトラブルを避けるために、排水管が短いに越したことはありません。
そうなると、排水管が最短になるように、トイレは外壁に接する位置に設ける必要があるのです。

僕は学生時代に建築を学んでいたので、多少は家を設計する知識があります。
そのため、一条工務店の打ち合わせでも、自分で書いた図面を担当建築士に渡して、その図面をもとに打ち合わせを進めていました。
自分の家を設計するうえで感じたのは、階段の位置がとても重要だということです。
階段の位置や形が少し変わるだけで、部屋の配置や使い勝手がガラッと変わってしまいます。
上手に階段を計画できないと、部屋が歪になったり、廊下が無駄に長くなります。
そんな設計の肝とも言える階段の配置を制限されると、間取りの選択肢が減ります。
選択肢が減ると、間取りに不満を持つリスクが高まってしまうんです。
階段を自由に配置するためには、階段下トイレはおすすめできません。
あまり坪数は減らせない
階段下トイレにすることで減らせるのは、1畳分です。
ただ、前述した通りボックス階段の下にトイレを設けると、天井がかなり低くなります。
僕も最初はボックス階段の下にトイレを設けようとしました。
ですが、担当建築士に本気で止められたんです。

トイレするたびに頭ぶつけますよ!
って言われました。
頭をぶつけないようにするためには、
階段に使う坪数を増やして段数を稼ぎ、トイレ頭上を高くする必要があります。

ですが、階段に使う坪数を増やすと、結局坪数が増えます。
階段下トイレにするために階段を長くして坪数を増やしていては本末転倒ですよね。
狭いトイレで使い勝手が良くないうえに、思ったよりも坪数を削減できないので、階段下トイレはおすすめできません。
トイレの使用頻度は高い
トイレって一回にいる時間は5〜10分程度と短いですが、使用頻度だけで見れば他の場所よりも高いですよね。
使用頻度の高いトイレを狭くしてしまうと、後悔ポイントになりかねません。
人間は平均で1日に7回ほどトイレに行くそうです。
休日など1日中家にいれば、狭いトイレを7回見ることになります。
その度に後悔…なんてのは嫌ですよね。
都心部で狭く、階段下をトイレにしないと家を建てられない!という状況でもない限りは、オプションを削ってでもトイレを普通に設計した方が良いです。
階段下には収納としての用途がある
階段下を無理にトイレにしなくても、収納としての用途があります。
収納として活用できれば、デットスペースになることはありません。
階段下収納は来客の目を気にすることなく、物を収納できるとてもいい場所です。
僕も、
- 洗剤のストック
- 箱買いしたペットボトル飲料
- トイレットペーパーやティッシュ
- ペットシートやドッグフード
- 掃除機
- 床暖房の不凍液
- うるケアの替えフィルター
などをちょっと乱雑に置いています。


あまりにも乱雑で恥ずかしいので、モザイクをかけています…
家の中に一箇所は「物を乱雑に置いても気にならない場所」を設けておくと便利ですよ。
床下点検口は居室にも設けることができます。
しかし、床下点検口を設けた場所には床暖房を入れられませんし、床下と繋がっているため冷気が侵入してきます。
居室に設けてしまうと、不便な思いをしてしまいます。
一方、普段閉め切っている階段下収納なら、多少冷気が入ってきても問題ありません。
そのため、床下点検口は階段下収納に設けることをおすすめします。
予算に合わないなら他のハウスメーカーもあり
一条工務店はハウスメーカーのなかでも坪単価が高い方です。
そのため少し坪数が増えたり、オプションを増やすだけで、あっという間に予算をオーバーしてしまいます。
どうしても予算に合わないなら、もう一度ハウスメーカーを選び直してもいいでしょう。
仮契約や契約の後に契約破棄すると、それまでの調査や測量にかかった費用は払わないといけません。
ですが、一生暮らす家ですから、踏みとどまってでも後悔しない選択をした方が良いでしょう。

まとめ:階段下トイレは後悔ポイントに…
以上、階段下トイレについて解説しました。
階段下トイレは後悔ポイントになる可能性が高いです。
なおかつ、1階のトイレは2階のトイレよりも使用頻度が高く、家に遊びにきたお客さんも使うトイレですよね。
そんな1階のトイレを階段下に押し込めてしまうと、圧迫感が強く、後悔してしまうかもしれないのです。
「都心部で土地の面積も狭くて仕方がない!」という状況であれば階段下トイレをするのもありだと思います。
しかし、「予算内に収めたいから」という理由であれば、オプションを削ってでもトイレは普通に設けることをおすすめします。
「家は3回建てて初めて満足のいく家ができる」とよく言われます。
ですが、3回も家を建てられる人ってほとんどいませんよね。
できれば1回で満足できる家を建てたい人がほとんどでしょう。
満足のいく家を建てるために必要なのは「情報」です。
僕も打ち合わせ期間中は、一条工務店に関するありとあらゆる情報を集めました。
なかでも、施主が発信している情報はとても参考になります。
僕の記事でも、施主だから発信できる内容の記事を書いていますので、ぜひ他の記事もご一読ください!
ぽんずからは以上です。