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一条工務店で契約をした方は、これから打合せをはじめていくと思います。
とはいえ、
- 打合せをどのように進めていけばいいのかわからない
- 打合せって何回あるの?
- 打合せをするうえでの注意点が知りたい
という方は多いと思います。
僕も一条工務店で契約をして2023年9月末~2023年12月末まで打合せをしました。
そして、実際に打合せを進める中で注意しないといけないことがたくさん見つかりました。
そこでこの記事では、一条工務店の打ち合わせについて解説していきます。
具体的には
- 初回打合せ~着手承諾までの流れ
- 実際に打合せをして感じた不安
- 打合せを円滑に進めるためにやったこと
の順番に大事なところだけを解説していきます。
これから打合せをする方の参考になる情報がたくさんありますので、まずはご一読を!
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初回打合せ~着手承諾までの流れ
ステップ①:契約書などの説明と建てたい家の「こんな感じ」を伝える打合せ
初回の打合せでは、担当建築士さんの自己紹介や各書類の説明がありました。
各書類とは具体的に、
- 事前承諾書
- 仕様確認図
- 建築工事請負契約書
- 合意締結証明書
- 約款
- 契約解除に伴う費用の説明書
- 瑕疵担保責任の説明書
- 御承諾書
- 「対水害住宅」ご留意いただく事項
- 標準仕様書
など様々な書類の説明があります。
この書類の説明に30分〜1時間程度かかりました。
そして、書類の説明が終わると、いよいよ打合せがスタートです。
まず、「こんな家にしたい」というイメージを担当建築士さんに伝えていきます。
すると担当建築士さんはヒアリングと同時にざっくりとした間取りを描き始めます。
ステップ②:間取りの打合せ
初回打合せのヒアリングをもとに担当建築士さんが図面を作ってきてくれます。
出来上がった図面などは
- 平面図
- 立面図
- ハウスプレゼンテーション(部屋を上からのぞいたような図面)
- 配置図
- 御見積書
です。
そして図面を見ながら、間取りについて踏み込んで話し合っていきます。
ステップ③:オプションについての打合せ
間取りについての方向性がある程度固まってきたらオプションについて話し合っていきます。
一条工務店は標準仕様でも十分に生活することができます。
ですが、担当営業さんからは
どの施主様もだいたい100万円前後(ハイドロテクトタイルを除く)はオプションを追加しますよ!
と聞きました。
生活を豊かにするオプションがたくさんあるので、ある程度予算を決めておかないとつい追加しすぎてしまいます笑。
ステップ④:クロス(壁紙)に関しての打合せ
間取りとオプションが決まると、クロスの種類や石目調タイルの色に関する打合せになります。
クロスには、一条工務店の標準クロスやオプションクロス、サンゲツなど他メーカーのクロスなど種類が豊富にあります。
一条工務店のクロスであれば、クロスの打合せが始まる前にサンプルを借りることができます。
ステップ⑤:電気関係についての打合せ
電気関係では、
- 照明
- スイッチ
- コンセント
- その他
について打合せしていきます。
電気関係の打合せが始まると、今までの図面に加えて「電気図面」が追加されます。
照明は「一条工務店の標準照明」か「Panasonicなどのメーカー照明」を選びます。
僕は、LEDキャンペーンを適用したので、キッチン以外は一条工務店の標準照明を選択しました。
また、一条工務店の標準照明にも、「シーリングライト」や「ダウンライト」などの種類があるので、部屋のイメージによってライトの種類を変えることができます。
※部屋が狭い場合などの条件によっては選べない照明の種類もあります。
さらに、Panasonicなどのメーカー照明を選ぶ場合、
- Panasonic
- ODELIC
の照明はカタログ価格の半額になります。
スイッチは、
- 照明スイッチの位置
- かってにスイッチ
- ナノイー等その他のスイッチ
について決めていきます。
コンセントは、通常のコンセントの他に、電子レンジなどの専用コンセント、テレビ線や電話線、有線LANなどについて話し合っていきます。
その他では、
- 床暖房のリモコンの位置
- 風呂などのリモコンの位置
- インターホンの位置
- エアコンの種類や位置
について話し合っていきます。
ステップ⑥:打合せしたステップ①~ステップ⑤までの内容をおさらい
一通り決まったら最後に担当建築士さんと一緒に打合せした内容のおさらいをします。
このおさらいでは、
- 抜けていることはないか
- 修正したいところはないか
最終確認していきます。
着手承諾すると、着手承諾後の変更には変更費用が発生してしまいます。
そのためこの最後のおさらいには特に集中する必要があるんです。
僕も図面に穴が開くくらい確認しました。
ステップ⑦:着手承諾
着手承諾は担当営業さんと一緒に行います。
この時点ではもう担当建築士さんは同席しません。
書類の説明を受けながら、サインしていきます。
所要時間はだいたい3時間程度です。
着手承諾にサインした時点で家づくりの打合せは終了です!
実際に打合せをして感じた不安
打合せ回数が少ない
実際に打合せをしてみて、打合せの回数が少ないと感じました。
打合せ回数が少ない理由は、上棟枠を確保するために着手承諾の期限が決められているからです。
簡単に説明すると、
上棟枠とは大工さんを確保する枠のこと
です。
大工さんは一月に建てられる家の数が決まっています。
そのため、早めに上棟枠を押えておかないと家を建ててくれる大工さんがいなくなってしまいます。
担当営業さんに聞いた話だと、一条工務店は以前、急激に注文が入ったときに大工が一人で何棟も担当していた時期があったそうです。
大工が一人で何棟も担当してしまったことにより、欠陥住宅が増えてしまった。
その対策として上棟枠ができたというわけです。
つまり、上棟枠があるおかげで品質を保証された家が提供されるということです。
上棟枠があることにより着手承諾までのタイムリミットが決められています。
そのため、打合せ回数も決まってしまうのです。
僕は9月末に打合せを開始し、12月末に着手承諾をしました。
その間の打合せ回数は9回です。
9回でも少ないと思ったのですが、担当建築士さんからは
打合せの平均回数は5回程度なので、ぽんずさんはすごくたくさんやってますよ!
と言われました。
たった5回の打合せで50年以上住む家を決めていくので、1回1回の打合せに熱が入ります。
次の打合せまで間が空いてしまう
一条工務店では担当建築士さんが図面を描いてから、僕たち施主の手元に届くまでに10日〜2週間かかります。
そのため、打合せの間隔はだいたい2週間に一度です。
担当営業さんとはLINEを交換しているのでいつでも連絡を取り合えるのですが、担当建築士さんに要望を伝えたくてもすぐに伝えることができないのが不便だと感じました。
担当営業さんからは
打合せの間隔がどうしても空いてしまうので、聞きたいことや要望が思いついたらすぐにメモを取っていただければと思います!
と伝えてもらっていたので、要望の伝え漏れはありませんでした。
ですが、打合せが空いてしまうと、伝え漏れのリスクは高くなってしまいます。
土曜日は打合せ時間が減る
土曜日は多くの施主が打合せをするので、打合せ時間が2時間程度になってしまいます。
正直言って2時間の打合せでは短すぎます。
僕は少しでも打合せ時間を確保するために、平日に打合せをしていました。
平日は仕事があるので、確保できた時間は3時間半くらいでした。
どうしても土曜日に打合せをしたいのであれば、打合せ時間は少なくなってしまいます。
有給休暇を取って打合せ時間を増やすことが必要になる
着手承諾が近づいてくると、どうしても打合せ時間が足りなくなってきます。
すると、
有給休暇をとって打合せの時間を確保していただけませんか?
と担当営業さんから言われます。
僕は平均より4回も多く打合せをしましたが、それでも一度、会社を休んで6時間半打合せをしました。
打合せ期間中は有給休暇を取れるように調整しておく必要があります。
Zoomだと要望が伝わりにくい
コロナが流行ってからの担当建築士さんの打合せはZoomを用いて行われるようになりました。
Zoomでの打合せになったことで、展示場まで足を運ぶ必要がなくなったのは嬉しいことです。
ですが、Zoomだと要望が伝わりにくいんです。
対面であれば図面を指差しながら、
ここのコンセントをここに移動してください
というように抽象的に要望を伝えることができます。
ですが、Zoomだと
キッチンの右から3つめのコンセントをもう少しパントリー側にうごかしてください
ここですか?
もう少しパントリー側に!
というように具体的に説明しないといけません。
対面のほうが伝わりやすいと思ったので、
対面で打合せできませんか?
と打診したことがあったのですが、
コロナの感染予防の観点から対面ではできないです。すみません。
と言われました。
間取りの提案が少ない
一条工務店では一つの図面をもとに打合せが行われます。
プランA、プランB、プランCというようにいくつか提案してもらえると、思っていました。
ですが実際は、初回打合せでざっくり伝えた要望からできた一つの図面をもとに打合せをしていきます。
2階の子供部屋が2部屋の場合と3部屋の場合の図面をそれぞれ描いてほしい
とお願いしたことがありましたが、
とりあえず次の打ち合わせまでに3部屋の場合の図面を描いてきますね!
となり、次の図面は3部屋バージョンになりました。
一条ルールで叶わない要望がいっぱい
一条工務店では「一条ルール」と呼ばれる独自のルールがあります。
この一条ルールが嫌だからと、一条工務店以外のハウスメーカーを選ぶ方も多いです。
僕もはじめのうちは
一条ルールちょっと不便だな~
と思っていましたが、打合せを重ねていくうちに「一条ルールの理由」がわかってきたので不満はありません。
この一条ルールは耐震性能をはじめとする機能性を優先するがゆえにできたルールです。
ですが、一条ルールによって叶わなかった要望もたくさんあります。
一条ルールによって要望が叶わなかった場合は、臨機応変に要望を変えていく必要があります。
僕たちは担当建築士さんからの提案を待つのではなく、
これはできますか?
すみません。できないんです…
あれはできますか?
それはできますよ!
というようにたくさん質問をしながら一条ルールのすり合わせをしていきました。
契約のタイミングによってキャンペーンが適用外に
一条工務店には様々なキャンペーンがあります。
仮契約時もしくは本契約時(仮契約をしていない場合)にキャンペーン期間中のものが適用になります。
ですが、どのキャンペーンが適用できるのかが結構わかりづらいんですよね。
例えば、僕は2023年3月に仮契約をしたのですが、同時期に断熱王というキャンペーンが始まりました。
ですが、断熱王は2023年4月以降に契約した施主が対象になるので僕は対象ではありませんでした。
この少しの差でキャンペーンの対象かどうかが変わってきます。
僕は打合せの終盤に、適用だと思っていたキャンペーンが適用できなかったり、適用できないと思っていたキャンペーンが適用できたりと、最後の最後までキャンペーンに惑わされていました。
何度も担当営業さんに確認してもらったので、無事にキャンペーンを適用することができましたが、これから打合せを始めていく人は注意が必要です。
打合せを円滑に進めるためにやったこと
初回打合せ前に要望をまとめておく
初回打合せでは、「こんな家にした」という要望をざっくりと伝えます。
漏れなく要望を伝えるためには、要望をまとめてメモしておくことが重要です。
【玄関】
・土間に金魚置き場
・庭に出る勝手口(バーベキューのときなど)
・シューズボックスの1列は濡れた靴入れる。
【リビング】
・20帖以上
・冷蔵庫が見えない壁
・庭が見える大きい窓
・リビングの掃き出し窓を北東の庭の見える方に
・リビングに本棚
・リビングに収納たくさん
【キッチン】
・ステップカウンター
・通路は広く
・パントリー
・カップボード
【ユーティリティ】
・脱衣室に洗濯機置く
・乾いた洗濯物を仮入れする押入れ(脱衣室)
・階洗面所はグレイスシリーズ
【その他】
・お風呂からトイレまで玄関を通らずにいきたい
・トイレの音が気にならないところ
・各部屋に有線LANのポート
・主寝室にはテレビ線
【庭】
・雨水ためるもの
・駐車場に水栓
・庭にも水栓
これは実際に僕がメモしていったものを抜粋したメモです。
僕はこのメモを担当建築士さんに直接渡しました。
あらかじめメモを取ってまとめておくのは面倒に感じるかもしれません。
ですが、その後の打合せが円滑に進むので、絶対に要望をまとめておいたほうがいいです。
担当営業さんに打合せの回数を都度確認する
あと何回打合せができますか?
というように、何度も担当営業さんに確認するようにしましょう。
打合せの回数がわかっていればペース配分ができます。
また、「有給休暇を取得する必要があるのか」という問題もあります。
ですので、打合せする度に「あと何回打合せができるのか」聞いておくことが必要です。
タブレットをモニターに接続する
正直に言うと、一条工務店から借りるタブレットでは、図面や文字が小さくて見づらいです。
タブレットだけでの打合せはプチストレスでした。
そこで僕は打ち合わせのときにタブレットをモニターに繋いでモニターの画面を見ながら打合せをしていました。
3回目あたりからモニターに接続するようになったのですが、大きな画面で設計図面を確認することで、細かなところも確認することができ、見落としなくスムーズに打合せが進みました。
僕が実際に使っていたモニターがこちらです!
接続するためのHDMIは、専用のものが一条工務店から借りるタブレットケースに同封されています。
自分で間取り図面を描く
担当建築士さんは2週間に一つの間取りを描いてきてくれます。
ですが、よりよい家づくりをするためには、自分で間取りを描いて選択肢を増やすことがおすすめです。
言葉だけで要望を伝えきるのは難しいですが、自分で描いた図面を担当建築士さんに共有することで、
なるほど!こんな家にしたいんだな!
と理解してもらえるので、要望をスムーズに伝えることができます。
僕は学生時代に建築を学んでいました。
そのため、少しであれば建築図面を描くことができます。
ですが、建築を勉強したことがない方にとって、図面を描くこと自体ハードルが高いでしょう。
そこでおすすめなのが、間取りの参考事例をたくさん見ることです。
本契約後に一条工務店から借りるタブレットには、平面図の参考事例がたくさんあります。
さらに、坪数をはじめ様々なフィルタリングをかけることができるので、自分の理想とする図面を探すこともできます。
参考事例を見ることで、
- リビングは何帖くらいなのか
- 洗面所は2~3帖くらいかな
- 洗面所、脱衣所、浴室は北側に持っていくことが多いんだ!
- 1階と2階のトイレは同じような場所のほうがいいんだな
など、図面作成に必要な知識が身につきます。
また、一条工務店以外の間取りも見てみたいのであれば、間取りの本を見ても参考になりますよ。
オプションの一覧に目を通す
一条工務店で契約すると、『住まいの検討シート』というオプションの一覧をもらうことができます。
また、タブレットでも確認することができます。
オプションはすべて把握できるまで何度も何度も目を通しましょう。
担当建築士さんがおすすめのエコキュートなどを教えてくれたりしますが、オプションを勧めてくることはありませんでした。
ですので、施主が「このオプションを追加したい」と伝えなければ、オプションが追加されることはありません。
家を建ててから
このオプションも追加しておけばよかった…
という後悔がないようにするためにも、オプションの一覧にはしっかりと目を通しましょう!
少しでも気になったことは担当営業さんにすぐ質問
少しでも気になったことは、すぐに担当営業さんに質問しましょう。
どんな些細なことでも構いません。
実際に僕は、
- 一条工務店で風除室をつけてもらうことはできるのか
- 玄関のポーチ部分も坪単価に含まれるのか
- ウォークインクローゼットは何部屋まで無料で設計できるのか
- セカンド洗面台のコンセントの数はいくつか
- i-smartでもグレイスバスを適用することができるのか
- パラペット屋根のメンテナンス費用はいくらか
- ガルバリウム鋼板はメンテナンスが必要なのか
- 床暖房の電気代について
- 夏の日射遮蔽に窓シャッターは効果的か
- 実際にキッズカウンターが見られる展示場はあるか
など、たくさんの質問をしました。
箇条書きにしたものはほんの一部でしかありません。
少しでも疑問に思ったことは遠慮せずにどんどん相談していきましょう。
次の打合せ時に質問したいことをまとめておく
担当建築士さんへの質問や要望はすぐにメモを取り、まとめておきましょう!
打合せは2週間に一度程度のペースで行われます。
そのため、担当建築士さんに質問できるのも2週間に一度です。
つまり、担当建築士さんに質問したいことをメモしてまとめておかないと忘れてしまいます。
実際に僕は、ふと疑問に思ったことはスマホのメモアプリに、図面を見て疑問に思ったことや要望は、もらった図面に直接書きこんでいました。
伝え漏れが起こらないためにも、どんどんメモするようにしましょう。
一条工務店の公式アプリの中に『うちメモ』という機能があります。
このうちメモは画像と文字でメモを残すことができます。
それだけではなく、うちメモに入れた内容は担当営業さんと担当建築士さんも見ることができるので、簡単に情報共有できます。
僕も、うちメモをたくさん使って要望や質問を共有していました。
まとめ:一条工務店の打合せは準備が大切
以上、一条工務店の打合せで感じた不安と打合せを円滑に進めるためにやったことを解説してきました。
打合せを円滑に進めるためにやったこと
- 初回の打合せ前に要望をまとめておく
- 担当営業さんに打合せの回数を都度確認する
- 自分で間取り図面を描く
- オプションの一覧に目を通す
- 少しでも気になったことは担当営業さんにすぐ質問
- 次の打合せ時に質問したいことをまとめておく
一条工務店の打合せは気を抜いていると理想が叶わないまま終わってしまうと感じました。
理想の家にするためにも様々な準備が必要になります。
まずは初回の打合せに向けて要望をまとめておきましょう!
明確な要望があると担当建築士さんにもしっかりと伝わります。
そして満足のいく家づくりができますよ!
ぽんずからは以上です!