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こんにちは!
i-smart施主のぽんずです!
注文住宅は自分で間取りを決めることができます。
「あなただけの理想の家が建てられる」
注文住宅にあって建売住宅にはない魅力です。
一方で、注文住宅は「理想の家」だけでなく「不満だらけの家」になる可能性があります。
なぜなら、建売住宅や中古住宅と違い、出来上がるまで実物を見ることができないからです。
注文住宅を建てる多くの人は、後悔しないために間取りを必死に考えます。
間取りについて考えるとき、ほとんどの人は
- リビング
- ダイニング
- キッチン
- 寝室
といった場所を決めることに尽力します。
その一方で、「トイレ」は優先順位が低くなりがちで、空いているスペースにテキトーに決められることがよくあります。
しかし、トイレをテキトーに決めてしまうことで理想の家から離れてしまうということを知る人は多くありません。
そこでこの記事では、
- なぜトイレをテキトーに決めると理想から遠ざかるのか
- トイレの配置にどんな失敗例があるのか
- どこにトイレを配置するのがおすすめなのか
について解説します。
- 学生時代に建築を学んでいた
- 一条工務店のi-smartで(自分で図面を描いて)家を建てた
経験をもとに記事を書いていますので、ぜひご一読ください!
【適当だと後悔】トイレの位置にこだわって
間取りに答えはない
まず前提として、
「間取りに模範解答はない」
ということを覚えておいてください。
自分にとっては満足のいく間取りであっても、他人には微妙なこともあります。
学生時代、1級建築士(非常勤講師)の設計した家を紹介されたとき、「この家住みにくそうだな〜」と思ったこともありました。
どんなにプロが設計した家であっても、合わないものは合わないのです。
トイレだけ見てみても同様です。
「ここにトイレを配置すれば間違いない!」
という場所は存在しません。
ですので、誰もが良いと思う間取りなど気にせず、あなたが良いと思える間取りを考えていく必要があります。
トイレは毎日使う場所
家づくりは心身ともにかなり消耗します。
- 土地探し
- 間取り
- 住宅設備
- 電気設備
- クロス・フローリング
- 外構
とやることが大量にあるんです。
「もう嫌だ!家づくりやめる!!!」
と叫んだこともありました。
そして家づくりのメインとも言える間取りに関しては、
- リビング
- ダイニング
- キッチン
- 寝室
- 子供部屋
- 客間
- 洗面所
など、考えなければいけない部屋がたくさんあります。
そのため、どうしてもトイレについては後回し、軽視されがちになります。
ですが、トイレは毎日、何度も使う場所です。
だからこそ、トイレの配置を間違えると、大きな不満ポイントになってしまいます。
トイレの不満ポイントとして多いのが、プライバシーに配慮されていない位置にあることです。
- リビングにいる人にトイレに入る瞬間を見られる
- トイレの音がリビングなどの居室まで聞こえる
というように、プライバシーに配慮できていない場所にトイレを設けてしまうと、使いづらく不満だらけのトイレになってしまいます。
【あなたは大丈夫?】トイレの位置の失敗例
次に、トイレの位置についての失敗例を5つご紹介します。
失敗といっても、「してはいけない」というわけではなく、「こんな不満が出る可能性がありますよ〜」というニュアンスです。
あなたの計画中の間取りに当てはまるものがありますか?
LDKや寝室などの居室にトイレが接している
LDKや寝室などの居室とトイレが接していると、プライバシーに配慮できていない間取りになってしまいます。

実体験ですが、知り合いの家に泊まった際に、トイレがリビングに接していたため、とても気を遣ったことがありました。
トイレの音を聞かれるのって恥ずかしいですよね。
年頃の子供にとっては死活問題です。
ショッピングモールなどの商業施設のトイレは完全個室になっていません。
そのため、音が他人に聞こえてしまいます。
音や匂いが漏れることに気を遣うあまり、商業施設のトイレを使えない人もいるでしょう。
同様に、家でも音漏れを気にしてトイレがしづらくなると、体によくありません。
やはり、他人の気配を気にせずにトイレを使えるのがベストです。
そのためには、トイレをする音が人に聞こえない場所にトイレを配置する必要があります。
家族がくつろいでいるリビングや寝室などに接するようにトイレを配置してしまうと、プライバシーに配慮できていないトイレとなり、不満ポイントになり得るのです。
トイレに入るところを家族に見られるのって恥ずかしいんですよね。


僕もトイレに入る瞬間を見られるのは恥ずかしいです。
まだ、一緒に暮らしている家族であれば我慢できるが、親戚が遊びに来たときは特に辛いんです。
トイレに入る瞬間を見られるような場所にトイレを配置すると、プライバシーに配慮できていないような間取りになってしまうことがあります。
玄関近くにトイレを配置している
玄関の近くにトイレを配置している家は多いです。

僕の実家も玄関に入ってすぐの場所にトイレがありました。
トイレが玄関の近くにあると、リビングから離して配置することができます。
リビングから離すことで、トイレの音を聞かれたり、トイレに入る瞬間を見られることがなくなるため、プライバシーに配慮できるという利点があります。
ただ問題なのは、
「小さな子供がトイレに行くのを怖がる」
ことです。
誰もいない暗い廊下を通ってトイレに行くのは、小さな子供にとっては辛いことです。
親や兄弟が一緒についていかないとトイレにいけない環境になってしまいます。
親も毎回トイレについていくのは大変ですし、子供もトイレを我慢するようになってしまうんです。
ですので、玄関の近くにトイレを設けるのは、小さいお子さんがいるご家庭や、これから子供ができるご家庭では不満ポイントになることがあります。
玄関からトイレまで行くのにリビングを経由
玄関からトイレに行くまでにリビングを経由する間取りも失敗と感じることがあります。


上の図面とは違いますが、我が家がまさに「玄関からトイレまでにリビングを経由する間取り」なんです。
なぜ失敗かと言いますと、誰かにトイレを貸すときにリビングが見られてしまうからです。
例えば、自分の子供が友達と外で遊んでいるとします。
子供の友達に、
「トイレを貸して欲しい」
と頼まれれば、
「部屋が汚いからトイレは貸せない」
と断ることなどできませんよね。
どんなに子供の友達であっても、片付いていない生活感丸出しのリビングを見られるのは恥ずかしいものです。
常にモデルルームのような綺麗な部屋であれば、いつ誰を招いても問題ないでしょう。
ですが、生活していれば生活感は出てしまいます。
「誰かがトイレを借りに家に入る」というシチュエーションは多くないため僕は気になりません。
ですが、気になる人にとっては不満ポイントになってしまいます。
トイレが外壁に接していない
トイレは外壁に接するように配置するのが基本です。

なぜなら、排水管を短くすることができるからです。
排水管が長いと、詰まりや故障といったリスクを伴います。
だからこそ、外壁に接していない場所にトイレを配置することが失敗につながるのです。

新築のうちから不具合が出ることはないですが、10年、20年と住み続けているうちに弊害が出てくる可能性があります。
階段下にトイレを配置する
階段下にトイレを配置することで坪数を削減することができます。
一条工務店の家でも階段下トイレは建築可能です。
ですが、階段下をトイレにすると、天井が低くなります。
圧迫感が生じるので、落ち着いてトイレをすることができません。
トイレは使用頻度が高いからこそ、圧迫感があるとストレスに感じます。
坪数が削減できるからと安直に取り入れると、失敗してしまう危険があるんです。
【建てる前に知りたい】失敗しないトイレの配置
洗面所を経由してリビングからトイレまでの距離を取る
リビングからトイレに行くまでに洗面所を経由することで、トイレとリビングを離すことができます。
これにより、プライバシーに配慮することができるんです。
さらに、洗面所とトイレを近づけることで、トイレ後の手洗いにも困りません。
ただ、リビングと洗面所を近づけることで、別の問題が発生する可能性があります。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
我が家では、実際にLDKからトイレに行くまでに洗面所を経由する間取りにしました。
トイレに入るところを見られることもなく、トイレの音がリビングに漏れることもなく、トイレ後にすぐ手を洗えるので、一石二鳥ならぬ一石三鳥です。
収納を上手に配置して遮音する
トイレの隣に収納を設けてしまうと、トイレの音がダダ漏れとなってしまいます。
そのため、
- ウォークインクローゼット
- 押入れ
- システムクローゼット
といった収納をトイレの隣に配置することで、居室に音が漏れるのを防ぐことができます。
我が家では、1階のトイレの隣には洗面所とパントリーを配置しており、2階のトイレの隣には廊下とウォークインクローゼットを配置しています。
このように、トイレと居室との間に収納を挟むことで、トイレの音を遮音することができます。
トイレを廊下や玄関近くに配置するときは「勝手にスイッチ」を併用
トイレを廊下や玄関の近くに配置するときは、廊下や玄関に「かってにスイッチ」を設けましょう。

かってにスイッチを設けることで、人が通るたびに照明が付くため、小さいお子さんが暗い廊下を歩いてトイレに向かうことがなくなります。
一条工務店はもともとトイレにはかってにスイッチがついているので、廊下に採用することで、廊下や玄関からトイレまで明るい場所を歩くことができます。
【場所だけじゃダメ】トイレの扉にもこだわって
トイレの遮音性をさらに上げるためには、ドアにもこだわる必要があります。
一条工務店では、大きく分けて
- 開き戸
- 引き戸
- 折れ戸
といった種類のドアがあります。
その中でも特に遮音性に優れているのは開き戸です。
ただ、引き戸や折れ戸は開くときにスペースを取らないというメリットがあります。
ですので、遮音性を取るのか、省スペースを取るのか、間取りを踏まえて担当建築士と相談してください。
まとめ:毎日使うトイレはノンストレスに!
以上、トイレの配置の失敗例とおすすめの配置について解説しました。
繰り返しになりますが、間取りには模範解答がありません。
十人十色なんです。
トイレの場所についても同様で、
「ここに配置したら間違いない!」
という場所はありません。
ですので、「あなた自身が何を優先したいのか」を考え、日々ストレスにならないような間取りを模索していかなくてはならないのです。
間取りについて試行錯誤するほど良い家になるので、時間の許す限り考えてみてください!
一条工務店で理想の家づくりを叶えるためには、とにかく情報収集が大切です。
ありがたいことに一条工務店については、SNSやYoutube、ブログ等でたくさんの情報が発信されています。
僕も家づくりの際にはたくさん参考にさせてもらいました。
特に役立ったのは、実際に住んでいる施主が発信する忖度のない情報です。
住んでいるからこそわかるホットでリアルな情報が発信されています。
僕のブログでも、一条工務店(i-smart)施主だからこそ発信できる情報を多数掲載しているので、ぜひご一読ください!
ぽんずからは以上です。